深蒸し茶用の急須を使おう

深蒸し茶は茶葉が細かいので、急須の網が詰まりやすいとされています。しかし、深蒸し茶用の急須を使うことで、網の目詰まりを防ぐことができます。
また、急須のお手入れをすることで、茶渋や茶葉の詰まりを取り除くことができます。
深蒸し茶は、茶葉を長時間蒸すことで、うま味とコクが引き出されるお茶です。
しかし、その製造工程で茶葉が細かく砕けやすいため、急須の網が詰まりやすいという欠点があります。

深蒸し茶用の急須を選ぶ

深蒸し茶を飲むなら、深蒸し茶用の急須を選ぶのがおすすめです。深蒸し茶用の急須は、網が大きく、茶葉の通過率が高いので、目詰まりが起こりにくい構造になっています。

急須のお手入れ

急須の網に茶葉が詰まってしまった場合は、以下の方法で掃除できます。

1)熱湯を注ぐ:熱湯を注ぎ、茶葉を浮かせて流し出します。

2)重曹を使う:重曹を溶かした熱湯につけ置きし、茶葉を浮かせます。

3)漂白剤を使う:酸素系漂白剤を溶かした熱湯につけ置きし、茶葉を浮かせます。

4)歯ブラシを使う:使っていない歯ブラシで網を優しくこすり、茶葉を落とします。

洗浄剤を使う:洗浄剤を使い、丁寧に洗います。

その他

深蒸し茶は、茶葉が細かく、網の細かい急須を使うと、目詰まりが起こりやすくなります。
深蒸し茶を飲む場合は、深蒸し茶用の急須を使うことをおすすめします。
急須のお手入れは、日頃から行うことで、茶渋や茶葉の詰まりを防ぐことができます。
普段のお手入れは、水やぬるま湯で洗い流すだけで十分です。
茶渋や茶葉の詰まりがひどい場合は、重曹、酸素系漂白剤などを使うと効果的です。

洗浄剤を使う場合は、よくすすぎ、乾燥させてから使用します。

常滑焼き、萬古焼の急須がおすすめ

常滑焼

独特の土と製法から生まれる、
まろやかなお茶の味と高い機能性が特長

常滑焼の急須は、独特の土と製法から生まれる、まろやかなお茶の味と高い機能性が特徴です。
特に、釉薬を使わない「素焼き」の急須は、お茶の渋みや雑味を吸着し、お茶を美味しくすると言われています。また、
蓋の合わせや注ぎ口の精巧さも、高い評価を受けています。

土にお茶の渋み成分であるタンニンと反応し、お茶をまろやかにする効果も

常滑焼は、鉄分を多く含む粘土(朱泥土)で作られています。
この土は、お茶の渋み成分であるタンニンと反応し、お茶をまろやかにする効果がある と言われています
深蒸し茶には、目の細かいステンレス茶こしやセラメッシュ茶こしがおすすめです。

萬古焼

遠赤外線効果に優れ、茶葉をじっくりと抽出する性質

萬古焼の急須は、三重県の四日市市を中心に作られている日本の茶器です。
萬古焼で使われている陶土は、遠赤外線効果に優れ、茶葉をじっくりと抽出する性質があります。
この性質によって、お茶の旨みや香りがより引き立ち、味に深みが出るとされています。特に煎茶や番茶など、香りを重視するお茶に最適です。
また、萬古焼は微細な気孔を含んでいるため、保温性にも優れ、お茶が冷めにくいという利点もあります。
そのため土鍋などに萬古焼は多く用いられています。
冷めにくいという特性により、淹れたての美味しさを長く楽しめるのも嬉しいポイントです。
素材そのものが味に貢献することが、萬古焼急須の魅力になります。

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