いつもおいしいお茶を楽しむためには、茶葉の保存に工夫が必要となります。
煎茶はデリケートな飲み物で、変質の要因は酸素、湿度、温度、紫外線です。開封前の保存は5~10℃程度に保たれる冷蔵庫等が望ましく、
密封容器(真空アルミ袋など)に入れて保存しましょう。開封後は、ほかの物の臭いが移りやすい性質があるため、冷蔵庫に入れて保存するのはおすすめしません。
また、冷蔵庫と常温の出し入れを繰り返すと湿気も吸いやすくなり、お茶の味の劣化につながります。
開封時の注意点として、冷蔵庫から取り出す際に保存容器の表面が結露するため、すぐ容器を開けず常温に戻してから開封するようにしてください。
開封後は、茶筒や密封袋などの保存容器に入れ戸棚などの温度変化の少ない場所で保管し、なるべく早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
開封後、1ヶ月以内が味を損ねずおいしく飲む目安になります。
最近はチタン製の茶筒など、紫外線を遮断しやすく、移り香もしにくいものもあるようです。