小夜の中山は、以下の点で有名です。
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東海道の三大難所:箱根峠、鈴鹿峠と並び、東海道の三大難所の一つに数えられました。
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夜泣き石伝説:峠には、母親の霊が宿ったとされる「夜泣き石」の伝説が残っており、子育て飴が名物として知られています。—–夜泣き石伝説とは、掛川市に伝わる悲しい伝説です。安産祈願に訪れた妊婦が、山賊に襲われ殺された際、お腹から生まれた赤ん坊を助けるため、母の魂が石に乗り移り泣いたという話です。この泣き声を聞いたお寺の僧が赤ん坊を助け、育てたことから、安産や子育ての御利益があるとされています。
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西行法師の歌:歌人西行法師が詠んだ歌「年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけりさやの中山」の歌碑があります。
小夜の中山(さよのなかやま)は、静岡県掛川市にある峠で、旧東海道の難所として知られています。特に、日坂宿と金谷宿の間にあることから、多くの旅人が行き交いました。現在では、ハイキングコースとしても親しまれています。